上ノ国町 湯ノ岱温泉郷

 湯ノ岱温泉の歴史は古く、上ノ国町教育委員会の資料等に最初に出てくるのは1846年。江戸時代になります。幕末の探検家、松浦武四郎が湯ノ岱温泉のことを記載したのが残っています。

 「温泉 甚の熱湯也。側に人家壱軒。此処に行暮候ものは止宿するによろし。温泉壺一ケ所。夏分は江差より湯治人来る也」

 「功能 疥癬かいせん・切きり疵きず・疝気せんき・痔瘻じろう・瘡かさ等也」

 と記載されているそうです。ようするに、温泉が熱いなり。そばに家が1軒ある。そこは宿として使っている。入浴場が1箇所である。夏には江差からも湯治に来る。というところでしょうか。

 また、温泉が切傷や皮膚病などに効果があるとも効用ということで書かれています。

昭和48年(1973年)上ノ国町がボーリングを行い源泉温度33度の1号井発見

昭和49年(1974年)国民保養温泉地に指定。「温泉旅館湯ノ岱荘」が開業。

昭和50年(1975年)「国民温泉保養センター」が開業。

昭和54年(1979年)国民温泉保養センターに併設する宿泊施設「健康増進センターあすなろ荘」が開業。

昭和63年(1988年)源泉温度39度の2号井発見。

 ということで、昭和の時代はどんどんと繁栄を極めていきましたが、平成に入ってお客さんの減少等々により寂れていきます。

平成17年(2005年)健康増進センターあすなろ荘が休館(建物は残されていました2024現在)

平成24年(2012年)温泉旅館湯ノ岱荘が廃業(現在は更地)

という歴史をたどっているようです。

よって現在は1ヶ所のみ、国民温泉保養センターのみの営業となっています。

されど、安心してください!隠れキャラも存在しているのです。

1つ目が湯ノ岱温泉河川敷の湯。

2つ目が神社の冷泉です。

詳しくは(詳しく説明できてないが)次からお読みください~。

 




1 国民温泉保養センター

2024/02来訪

住所 北海道檜山郡上ノ国町字湯ノ岱517-5

TEL 0139-56-3147

営業時間 10:00〜20:00

定休日 第1・3月曜日

料金 大人350円 

源泉2種類

1号井・・・塩化物泉

2号井・・・塩化物泉+炭酸水素塩泉

サウナなし、水風呂っぽい温泉あり、アメニティなし、ドライヤー無料

1975年開業の約50年間頑張っている温泉にたどり着いたー

国民!ってつく施設はあこがれてしまいます。年寄くさい!いや、もう年寄りでした~。

2024年は350円。

温泉をいただく前に食堂で昼食をいただきます。

これは「元気そば 800円」だったと思います。身体に良いといわれる「ネバネバ」食材がたくさん入っています。納豆も!!!(笑)

それではお腹も満足して進撃開始。

見ての通り10人ほど入っているようですので撮影はここまで。

絶対感動するんだけどな=、中の床とかを記念に写真に収めたかったな=。

見にくくてすいません!

浴槽は3つ、上に単独で1号井の温泉、下につながっているのが2号井の温泉となります。

泉温は上から「34、42、38℃」の順に並んでいます。その他に打たせ湯もありますよ。

普通の温泉の熱さは真ん中の加温加水しているとこのみ。34℃の1号井温泉は水風呂に近いです。38℃の2号井も源泉そのまんまなのでここがマニアにはお目当ての温泉ということになるのかな。

鉄分豊富、長湯最高、冷たい温泉もなかなか味わえない。打たせ湯思ったより強烈。などなどいっぱい話をしたいですが、それよりは行くべし!体験すべし!です!



2 野湯 湯ノ岱温泉河川敷の湯

国民温泉保養センターの近く、天の川の河川敷に温泉が湧いています!

冬に行けば一目瞭然すぐにわかります、こんな感じですから。


とっても綺麗なお湯です。そして勢い良く出てきているのがよくわかります。

指を入れたら「ぬるい!!!」

あったかいなら勇気を持って入ろうと思っていたのですが、マイナスの外気温に時には無理な泉温でした。

でも指浴したので満足満足。


3 三社大神宮の冷泉

こちらも国民温泉保養センターの近くです。

正確には「温泉」とは別なので私はスルーしてきましたが、

国土地理院の地図には「♨」マークで載っていますよ。

他の人たちの貴重なブログを紹介して終わりにします。

国土地理院の地図にある温泉!

国土地理院の地図にある温泉マークの温泉を制覇しよう!

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